先に結論を書いてしまうと、大半の福利厚生は「不要」で良いのではないかと。
優秀なエンジニアが求めているのは、「権限」だと思いますので。
福利厚生は、殆ど(全部?)望んでいない様に思います。
では本題です。
まず、以下の様な福利厚生を見かけたことは無いでしょうか?
1.社員は社内にあるジュースが飲み放題!
2.社員旅行は毎年海外に行ってます!
まあ、他にも色々とあるとは思うんですが。
でもコレって、仕事中はジュースを飲まない(もしくは飲みたいジュースが飲み放題の中には無いとか)社員とか、
海外旅行に興味がない社員とかは、上記のメリットを享受出来ないと思うんですよね。
勿論、社員全員が満足する福利厚生なんて無理だって意見はあると思うんですけど、
でも可能な限りは平等にしたくはないですか。
「せっかくこんなメリット用意しているのに、享受しない方が悪い」ということですか。
なんか、福利厚生も
ココで書いたルールと同じで、
「その福利厚生が出来た"背景"を見る」事が重要ではないかと思います。
例えば、これは微妙に実話ですが、上記の1の場合。
どうやら、社長がジュースが好きらしくて。
で、社長が好きなジュース「しか」無いとか。
そのジュースを好きじゃない社員とか、
そもそもジュースにお金をかけない(自宅でお茶を作って水筒に入れて持ってくるとか)社員は、
一体どうするのでしょうか。
つまり、この福利厚生は、社長の単なる自己満足になってしまっているのではないでしょうか。
次に、上記の2の場合。
これは予想ですが、社員旅行の名目って大抵、
「社員同士の親睦を図りましょう」って感じだと思うんですけど、
「旅行行かなきゃ親睦図れないの?」って思いませんか。
これは、飲み会なんかもそうで、
「飲まないと親睦図れないの?」という。
「仕事中や昼食時間を使って親睦は図れないのでしょうか?」って、筆者は感じてしまうのですが。
まあ、「仕事中は雑談は禁止だし、昼食時は昼寝をするから出来ない」って感じなんでしょうかね。
なんというか、自販機用意するぐらいならまだ分かるんですけど、
ジュースなんて個々でコンビニに行って買うとかすれば良いでしょうし、
旅行だって行きたい人だけで行けば良いと思うんですがね。
趣味なんて「みんな違う」わけですし。
で、そう考えると「こういう福利厚生は一種の目眩まし」ではないかと勘繰りたくなります。
あと、IT系の会社は本を置いてある事が多いですけど、
ぶっちゃけ「買う前に、社員に対して積極的に本を読む気にさせる教育をした方が良い」と、
筆者は思うのですが。
だって、読む人います?
まあ、ウチの社員は全員、積極的に本を読むと言い切れるのであれば、
会社に本を置くのもアリかなとは思うのですが。
まあ、会社で買うか自分で買うかは議論の余地がありそうですけど。
ということで、優秀なエンジニア(じゃなくてもだとは思いますが)には、
「実力に応じて適切に権限を与える」のが、最も魅力的に感じるのではないかと思います。
特に、SI系のエンジニアの場合、
優秀じゃないマネージャやリーダーなどに散々苦しめられているエンジニアが多いと思われるので(苦笑)
筆者が何人かそういう人を見てきたので、そう思ったんですけどね。
参考:(と言いつつも、別に上記の内容が書いてあるわけではないんですけど)
Being Geek ―ギークであり続けるためのキャリア戦略
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- 2011/10/07(金) 00:16:24|
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