厳密には若干違う気もするのですが、
以下の記事を読んで、タイトルの事を感じたので、書きたいと思います。
能力に見えるのは、考えた絶対量の違い
http://blogs.itmedia.co.jp/tooki/2011/09/post-d0e1.html長くなったので、先に結論。
自分のスキルは、スキル通りにはそう簡単に評価されないと思った方が気が楽です。
ただし、きちんと評価出来る人もいるので、
そういった会社なり師匠なりと一緒に仕事をするのがベストです。
ここでは、IT技術者を対象にします。
で、確かにスキルの差って、「表面的には」あんまり表われないと思うんですよね。
例えばスキル差を、一流から五流で分類したとして。
一流と五流では、さすがにスキル差が表れると思う(それでも気付かない人もいるでしょうけど)のですが、
四流と五流とか一つ違いの場合は勿論、
三流と五流ぐらいでも、あまり差は表われないのではないかと思います。
では何故なのか。
多分、過程が省かれた結果や数字だけを見ていても、
スキルの差って見えないのではと思います。
例えばプログラムだと。
一つのクラスの一つのメソッドの処理など、
ソースの「限られた少ない部分」だけを見て、
そんなプログラム、私にだって書けるとか。
これは、新人(レベルの人間も含む)にありがちですが、
「視野が狭い」と思われます。
多分、新人は視野が狭いので、
自分の方が優秀な分野だけをもって、
自分の方がスキルが高いと思ってしまうのでは無いかと。
実は筆者が、新人の時にそういう感じだったんですけど。
あとは、自分の頭でロクに考えずに、
出来ているソースを切り貼りするコピペプログラマーとか。
でも、クラスは勿論、メソッド一つとってみても、
「命名」・「アクセス修飾子」・「引数」・「戻り値」と、
考える箇所は沢山有りますし。勿論、メソッドの中身の処理も。
だから、筆者が
ココに書いた状態遷移のプログラムだって、
出来たソース「だけ」見れば、そんなに難しくないし、
書けるって思うんでしょうね。
実際には、この形になるまでに、「相当な試行錯誤」を経ているんですけど。
あと、ブログの記事でも。
こんな記事、私にだって書けるとか。
まあ、上記と同じく95%以上の確率で、書けないと思いますけど。
一つ(ココ重要)のテーマで引っ張って長文を書けるのは、
スキルの高い証明だと、筆者は思います。
というのも、テーマについての知識が深くないと、
途中でネタが切れると思うんですよ。
あ、一応補足しておくと、
ベストは「具体的で且つ短文」だと思います。
でも、具体的に書こうとすると、どうしても長くなるんですよね(苦笑)
かといって、抽象的な短文だと「誤読」が生じやすいので、
ある程度長く書くと。
えっと、本題に戻ります。
プログラムもそうですが、
読んでいるだけでは、こんな記事(プログラム)書けないって気付かない気がします。
やっぱり書かないと。「真っ白な状態」から。
で、ここまでの内容に関しては、
以下の記事も多少は関連があるように思います。
「そんなの知ってる」ってニュアンス的な意味で。
「知っている」が学ぶ心を妨げる
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1108/30/news005.html更に、進捗の数字でも。
例えば、報連相がしやすい雰囲気を作るスキルって、
数値化も何も出来ないと思うんですよね。
あと、これはスキルではないですけど、
コミュニケーションマインドも。
だから、優秀なマネージャなんかは、
傍から見ると、全然その辺の人と変わらない気がします。
あとは、ちょっと変わったのだと。
適材適所が実施されていない現場では、
優秀な人材もそうでない人材も簡単な仕事をして、
結果、スキル差が表れにくいのではとも思います。
極端な話、「Hello World」と出力するだけのプログラムなら、
一流がやっても五流がやっても、変わらないですよね。
まあ、適材適所が出来てない時点で、
マネジメントがロクに出来ていないわけですけど。
ということで、スキルに差があると「認識する」のは、想像以上に難しいと思います。
そういった意味では、「自分にはコレは出来ない」と「心の底から」認めるのは、
ある意味で、スキルの高さを表すのかもしれません。
自分が出来ないって認めるのって、結構勇気も必要でしょうし。
でも、実際にはやっぱりスキル差ってあるし見えるしで。
「質問(スキル無いと良い質問って出来ないです)」とか、
「品質(メンテが楽なプログラム等)」とか、
はっきり表れると思います。
でも、見えにくいんですよね。
あと、考えた絶対量も大きなスキルの差になると思いますが、
「スキマ時間」をどう使っているかも、大きな差になっていくと思います。
でも例によってというか、これも他人からは見えにくいですけどね。
年収500万円台と2000万円以上の人、スキマ時間の使い方に違い
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/09/news114.htmlさて、最後に結論を。
自分のスキルが評価されないのは、
自分を評価している人間のスキル不足だと思います。
もしくは、貴方と評価者で、そんなにスキルの差が無いか。
なので、きちんと評価出来る人(師匠とか)を探して一緒に仕事するか、
大きなスキルの差になる(それでも気付かれないかもしれませんが)まで努力することだと思います。
逆に、自分が相手のスキルを評価する場合。
「作業が速いので進捗が良い(あまりアテになりません)」とか、
「評価が高いと周囲に言われている(ダメな人間はダメな人間しか評価出来ません)」とか、
「傍から見えやすい部分」は、参考程度に留めて。
個人的には、仕事「以外」の時間で何をしているかが、最も違いが出ると思います。
まあ、
ココに書いてある様な基準で、判断すれば良いのではないかと。
まあ、シンプルに言うと「やる気」が感じられるかどうかですかね。
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- 2011/09/16(金) 05:19:44|
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